ベタピンとはグリーンへアプローチしたボールがピンそばに止まる状態を指します。ゲームを決定づけるスーパーショットであるため、すべてのゴルファーの憧れとなるでしょう。そこで、残り100ヤードからベタピンさせるためのコツをご紹介します!
ベタピンってなに?

ベタピン、聞きなれない言葉かもしれませんがすべてのゴルファーが憧れる状態を指す言葉です。
それは、グリーンへアプローチしたボールがピンのすぐそばで止まることを指しています。公式大会でなければ、次打でカップインすることを省略するほどゲームを決めるスーパーショットとなるのです。
しかし、ベタピンを実現するには高度な技術を必要とします。コツとなることは、距離をしっかり測る技術と、狙ったピンそばでしっかりとボールを止める技術です。
口で言うほど、これらの技術は簡単に身につくものではありませんが、ぜひ習得することによってゴルファーとしてのレベルアップを図りたいものです。
そこで、ベタピン実現に向けて具体的な練習方法などのコツをご紹介します。
コツ1 クラブを選ぼう

まず、ベタピンのために大切なコツの一つは、クラブ選びです。
グリーンのそばに行くと決まったかのようにおなじみのクラブを使いたくなるものですが、冷静に距離を分析しましょう。7I、9I、AWの最低でも3本は準備し、状況に応じて使い分けましょう。
うまく使いこなすためには、日ごろからこうしたクラブのそれぞれの特徴、ボールの転がる距離、転がり方などを把握しておくことが必要です。
的確なクラブを選ぶことで、コンパクトなスイングで十分な飛距離を出すことも可能となりますので、変なところに力が入りフォームを崩す心配も少なくなります。
コツ2 飛ばしすぎに注意

また、残り100ヤードからのベタピンを目指す場合は飛ばしすぎにも注意しましょう。
左右のブレよりも距離が大事です。この距離感を出すためにはクラブを短く持つことがポイントとなります。短く持つことによってコントロール性が優れ、方向性も飛距離も安定しやすくなります。
また、スタンス幅も狭くとりましょう。スタンス幅も狭くすることによってもコンパクトなスイングが実現でき、方向性が安定します。
インパクトの際にはいつも一定のクラブの角度で打つことができるようにしましょう。インパクトが不安定だとそれだけ飛距離も安定しませんし、ベタピンを狙えるほど正確なショットを打つのは非常に難しいといえるでしょう。
ゴルフは派手にドライバーで打つのが醍醐味の一つではあるものの、実際のゲームになるとピン側での繊細なショットがメインとなります。この繊細なプレーを制することができれば、例えドライバーでの飛距離がなかなか伸びないとしてもスコアアップは十分に狙えます。
逆に言うと、いくらドライバーでの飛距離を伸ばしても残り100ヤードのゲームメイクがうまくならなければスコアアップは期待できません。
コツ3 練習では緊張感をもって、本番ではリラックスして

このようにクラブ選びとあくまでも再現性を重視した安定したショットを心がけるほどで、ベタピンに一歩近づきます。
ゲーム中にチャンスが回ってくると、どうしても緊張したり、余計なことを考え始めたりしてフォームが崩れてしまうということにもなりかねません。
ゴルフはメンタルのスポーツとはよく言われますが、ベタピンを狙う残り100ヤードを制するためにもやはりリラックスしていつもと同じショットを再現するよう心がけましょう。
練習では本番のように、本番では練習のようにというのがゴルフ上達の秘訣ともいえます。
ベタピンでかっこよく決めることができるように普段から距離感とクラブの特性を意識して、練習の時は緊張感をもって、試合ではリラックスして上達していきましょう。