全米プロゴルフという大会を聞いたことがありますか?全米プロゴルフ(通称、全米プロ)は、世界4大ゴルフトーナメントの1つであり、毎年8月に行われる大会です。今回は、全米プロについてまとめました。
全米プロとは?

全米プロゴルフの正式名称は「PGA Championship」で、全米プロゴルフ協会が主催しています。毎年8月の中旬にアメリカで開催され、賞金総額は1000ドル(約12億円)、優勝賞金は180万ドル(約2億円)と、とても高い賞金が用意されている大会としても知られています。
他の4大大会がアマチュアにも参加資格があるのに対して、全米プロゴルフは、プロゴルファーしか参加できません。また、真夏に開催されるため、暑さとの戦いに打ち勝つための「体力」が、重要になる大会です。
全米プロの長い歴史

全米プロは、1916年に第1回大会が開催され、1917~1918年と1943年の2度戦争で中止になったのをはさみ、毎年アメリカ国内でコースを変えながら、開催されています。今年の2015年大会で、97回目を迎えました。
開催当初は、マッチプレー方式といわれる、2組のプレイヤーが1ホール毎のストローク数(ショットの回数)で勝敗を決める試合形式をとっていましたが、参加人数の増加に伴い、1958年大会からは現在の、打数のトータルで競い合うストローク方式での試合に変更されました。
日本人の活躍

2015年の97回大会では、岩田寛選手が21位タイ、松山英樹選手が37位タイ、小田孔明選手が72位タイという結果を残しています。松山選手と小田選手は、2014年にも本選に出場しており、2012年、2013年には石川遼選手も本選に出場しました。
全米プロでは、毎年多くの日本人選手が活躍しています。まだ、日本人で優勝した選手はいませんが、2001年大会では片山晋吾選手が4位を記録するなど、活躍が見られます。
今後の予定

2016年の第98回大会は、リオデジャネイロオリンピック開催の影響で、例年とは違い7月28日から31日に、アメリカのニュージャージー州で開催されます。また、2018年には、第100回を迎えます。
日本では、TBSとゴルフネットワークで放送される予定です。全米プロゴルフは、4大大会の中で最後に開催される大会です。最後を飾るのにふさわしい、「アツい」プレーを見ることができます。来年の夏は、全米プロゴルフを楽しんでみては?