ゴルフを始めるとゴルフクラブの話題が好きになるものですが、意外と知られていなかったり使われる機会が少ないクラブもあると思います。そうしたクラブの存在も知っておいて自分のラインナップに加えてみたいものです。今回はブラッシーってどんなクラブ?という質問に答えたいと思います。
ブラッシーってどんなクラブ?

ゴルフクラブには色々と別名があるものですね。
例えば3Wのことを皆当たり前のようにスプーンと呼びます。ゴルフを始めた当初はこうした用語をしっかり覚えるのにも苦労するものです。
では皆さんブラッシーというクラブを聞いたことがあるでしょうか?
実はこれは2Wのことを指しています。しかしあまりお目にかかったことがないという人が多いのではないでしょうか?
確かにウッドの組み合わせも1W、3W・5Wくらいを持っている人が多いように思われます。ブラッシーと呼ばれる2Wはなぜあまり登場しないのでしょうか?
実はその背景には時代と共に目まぐるしく進歩するゴルフクラブの改良があるのです。どのような流れでブラッシーがあまり使われなくなってきたのか考えてみましょう。
ゴルフクラブの進化と進歩

以前であればゴルフバッグに2Wつまりブラッシーを入れていた方も多かったと思います。
しかし最近ではドライバー(1W)の性能がどんどんと上がっています。幅広いロフトを持つようになった最近のドライバーのおかげであまりブラッシーを持つ意味がなくなってきてしまったのかもしれません。
つまり1Wのドライバーと、3Wのスプーンがあれば、2Wのブラッシーがなくても事足りてしまうと思う人が多いのでしょう。こうした流れで2Wのブラッシーはあまり使われなくなっているようです。
もちろん最近でもこだわりがあってブラッシーを使い続けている人や、ブラッシーを武器にしているゴルファーもいますが、上級者が初心者にウッドの選択でアドバイスする場合はやはり1Wと3Wなどを勧めるケースが一般的でしょう。
ユーティリティーの登場などゴルフクラブの世界も常に変わり続けていますので、この先も新たなクラブの登場や、今まで使っていたクラブがあまり使われなくなったりという現象が起きるかもしれません。
ブラッシーのメリット

あまり使われなくなったとはいえ、ブラッシーにメリットが全くないわけではありません。
3Wのスプーンよりもブラッシーのほうが飛距離は出ますし、1Wのドライバーよりも曲がってしまう可能性は低くなります。
さらにフェアウェイ上でショットする場合にはブラッシーはとても打ちやすいとされていますので、現在1Wや3Wなどを使用していてちょっと課題を抱えているプレーヤーであれば、ブラッシーを試してみてもいいかもしれません。
プロのセッティングを参考にする

最近では多くのゴルフ番組や雑誌でプロのクラブセッティングが紹介されていますね。
こうした情報を自分のクラブ選択の参考にすることができます。もちろん丸々真似するという意味ではありません。それよりもどのような点を考慮に入れてクラブを選択しているのかに注意を傾けましょう。
そうすればクラブのセッティングを考える時に自分もどんなポイントを考慮するべきか見えてくるかもしれません。
いずれにしてもクラブの選択は試行錯誤を繰り返す必要があるでしょう。
多くのゴルフショップには試打室がありますので、なるべく色々なクラブを試してみるべきです。さらにラウンドしながらじゃないと各クラブの判断ができないという場合はレンタルクラブでラウンドをしてみるといいかもしれません。
自分に合ったクラブを手に入れることが上達と深く関係していますので、クラブ選びの労力は惜しまないようにしましょう。