初心者必見!ゴルフクラブの「慣性モーメント」ってなに?

ゴルフをしていればゴルフクラブの「慣性モーメント」という言葉を耳にしたこともあるのではないでしょうか。耳慣れない言葉であると思いますが、これはスコアを伸ばすために知っておいた方が良いです。ゴルフクラブの慣性モーメントとは具体的に何を示しているのでしょうか。

慣性モーメントって何?

物が回転運動を行うためには何かしらのエネルギーを加えてあげる必要があります。たとえばコマを回すためには手で軸を回転させる必要がありますが、この時必要となるパワー、もしくはエネルギーのことを慣性モーメントと言います。

慣性モーメントが大きければ大きいほど、物体を回転させるために必要となるエネルギーは大きくなることを意味しています。

こちらもコマを想像すると分かりやすいと思いますが、小さなコマは指先で少し捻じってあげるだけで回転させることが可能で、逆に超巨大なコマともなれば大人の力でも回すのが難しくなります。

この考え方はゴルフにも取り入れられており、特にゴルフクラブの振りにくさを表す値(MOI)として近年着目されています。

ゴルフクラブの「慣性モーメント」とは

ドライバーを振った時に、「このドライバーは振り心地が良い」「このドライバーは振りにくいな」といった感想を持ったことのある人も多いと思いますが、このように持ったドライバーによって振りやすさが異なるのは、ゴルフクラブの慣性モーメントの値が異なることに起因します。

ゴルフクラブのヘッド部分が大きくなればなるほどスウィング時に大きなエネルギーが必要となるわけですので、自分の力に合ったクラブを選ぶことが肝要となります。

慣性モーメントの値が表記されているクラブやドライバーもあり、自分にどの程度の長さ、重さのクラブが合っているのかは試しに振らせていただいた上で自分なりに判断してみて、どのくらいの値のものが自分に合っているのか、覚えていくことをお勧めします。

ネック軸周り慣性モーメントとヘッド左右慣性モーメント

慣性モーメントは一言に「振りにくさ」や「振り心地」といった表現をしましたが、もう少し詳しく見ていきたいならばネック軸周り慣性モーメントやヘッド左右慣性モーメントについても覚えておきたいところです。

それではそれぞれの慣性モーメントについて見ていきましょう。

1:ヘッド左右慣性モーメント

ヘッド左右慣性モーメントはフェースのスイートエリアの広さを表しています。スイートエリアが広ければその分ミスショットも減らすことができることは容易に想像できると思います。

もしも芯を少し外してインパクトしてしまった場合、ヘッド左右慣性モーメントの値が高ければ打った球の行方も修正されることになりますが、この値が低いゴルフクラブを使用していると球の軌道にも違いが出ることになります。

2:ネット軸周り慣性モーメント

こちらはクラブのヘッド部分の操作性を表した慣性モーメントとなります。

この値が大きいということはスウィングした時にヘッドの開閉が穏やかであることを意味しています。

逆に言うと微妙にヘッドを開閉したい場合に俊敏に操作できないことを意味しているため、微妙な操作感出したい場合にはネット軸周り慣性モーメントの値が低いクラブを選んだ方が良いと言えます。

自分に合ったクラブを選びましょう

慣性モーメントの高低は言違いに高い方が良いというわけではなく、また低い方が優れているというわけでもありません。

慣性モーメントが高いものはヘッド部分が大きいものとなりますので振りにくさや窮屈さを感じるかもしれませんが、その分スイートエリアも広く、スウィングの良し悪しによって定めた狙いがぶれにくいという特徴を持っています。

大事なのは自分のスウィングとクラブの相性、バランスとなります。振りやすさを意識して、自分に合ったクラブを選んでいくようにしましょう。