【ゴルフクラブの名称】リーディングエッジってなに?

ゴルフを始めると色んな用語が出てきますが、ゴルフショップや量販店で頻繁に耳にするワードのひとつが「リーディングエッジ」です。実は初心者も経験者もクラブのリーディングエッジを意識する事はとても大切です。この専門用語を理解できているとボールの飛ぶ方向やトップやダフリになる理由もなんとなく脳内でイメージできるようになります。今回はリーディングエッジとは何なのか、ざっくり解説します。

リーディングエッジってゴルフクラブのどこ?

リーディングエッジ

リーディングエッジとはクラブと刃とも呼ばれています。刃というと日本刀の刃先をイメージする人も多いかもしれませんが、イメージとしてはまさにその通りです。では具体的にどの部分のことかというとフェースの下端とソールの前方の境界線、これを「リーディングエッジ」と呼びます。

フェースとはクラブヘッドの打球面のことをいいます。実際にクラブでボールが当たる面をフェースと呼びます。逆に地面とヘッドが設置する境界線にある部分これをソールと呼びます。

フェースとソールの境界線がリーディングエッジになるのでよく分からないという方は実際にクラブを持った状態をイメージしてみて下さい。おそらく多くの方がクラブヘッドを真上から見下ろすようにアドレスを構えますよね。この時にアイアンであればボールの進行方向側のフェース面下側に薄っすらと真っ直ぐなラインを確認できるはずです。

別の言い方をすれば、正面からアドレスをみた時に、ボールの赤道のあたりにヘッドの一部分が接触しようとします。この真っ先にボールにヒットする出っ張りがいわゆるリーディングエッジです。真上からみてもよく分かりませんが、正面から見るとエッジ、つまりは出っ歯のように見えますよね。だからリーディングエッジなのです。

なぜリーディングエッジが大切なのか?

クラブフェース

ゴルフをしていくなかでリーディングエッジという言葉は度々登場します。頻繁に登場するということはそれだけ重要なパーツだということです。しかし、なぜクラブのリーディングエッジがそれだけ重要なパーツなのか。それは実際にボールに当たる接触する一番最初の部分だからです。

ゴルフとはスイングしたクラブフェースが、どのようにボールに当たるかで方向性や弾道が瞬時に決まるスポーツです。そう考えるとクラブフェースの先頭のリーディングエッジが、どのように入っていくかはとても重要なことなのです。

例えばアイアンでスイングした時にリーディングエッジが地面よりも少し浮き気味にボールに直接当たったとします。このような当たり方ではボールは真上には上がらず、地面を這うような打球が飛び出すでしょう。結果的にそういったクラブで打ったショットはどんなに良い当たりをしたとしてもトップ気味で弾道も低めの球筋しか出ないでしょう。

リーディングエッジにボールが当たるとトップすると言われますが、その理由は地面に跳ね返っているからです。叩きつけるように鋭角にヘッドが入ってくるとその反動でボールは地面に潜り込んでしまうのでボールの回転数は著しく減少します。

また、バンカーから出すときもリーディングエッジの角度というのが非常に重要になってきます。リーディングエッジの角度が鋭角過ぎるとソールの底にあるバウンスを使い、叩きつけた時の爆発力でボールを外にかき出すように打っていきます。ところが角度が鋭角過ぎるとバウンスよりも先にエッジが刺さってしまうので爆発力が低下してボールだけを上手に出すのが難しくなってしまうのです。

ダフリをしないリーディングエッジを入れ方

オープンスタンス

ダフリとはリーディングエッジが地面に刺さる状態のことをいいます。文字通りエッジと呼ばれる「刃」が地面に突き刺さる訳ですからなぜ「刃」と呼ばれているのかよく分かりますよね。リーディングエッジはトップブレードとも言われることがあるので言葉の意味を考えると納得な感じがします。

リーディングエッジが地面に対して並行に入っていればダフリはしませんが、力んだり、上げたいという気持ちが強くなると「刃」が地面に刺さってしまいます。人間と言うのは遠くに飛ばそう、すこしでもボールに強く当てようとすればするほど、ヘッドを地面に叩きつけようとするので自然と「刃」が鋭角に入ってきやすくなるというわけです。

刃が鋭角に入る、いわゆるダフリの状態になるとヘッドの抜けは確実に悪くなります。抜けが悪くなるとその時点でヘッドスピードの加速は止まってしまいますので芝の長さによっては、なかなか上手にスイングする事ができないどころか、ボールは極端に飛ばなくなりますし、場合によってはシャフト自体がグニャリと曲がってしまうこともあるかもしれません。

一般的にダフリを防ぐにはフェースを開くと良いと言われています。フェースを開くとは、クラブヘッドの打球面を体に並行にせず、進行方向に1~2時くらいの方向に向けて構えるということです。この角度にフェースを向けると打ち出し方向が変化するので進行方向の足の向きを10~11時の方向に向けて構える。いわゆるオープンスタンスで構えて修正します。

このテクニックは足の長いラフ。ボールがすっぽり埋まるほどのヘビーラフなどでよく使われるテクニックですが、ポイントはリーディングエッジがボールの中心点より下になるように構えること。そしてヘッドをボール1個分くらい手前に入れるイメージで打っていくことの2点です。この2つのチェックポイントさえ守っていれば、リーディングエッジが芝の下に潜り込み芝ごとボールが飛び出していくので多少ダフリ気味に入ってもボールが極端に飛ばなくなるといったことは基本的にはありえません。

リーディングエッジの種類は?

リーディングエッジ

ショップに行くと違いが分かりますがリーディングエッジには種類があります。一般的にリーディングエッジには真っ直ぐのタイプと丸い形状になっているタイプがあります。

これはエッジの違いというよりもヘッドの形状による違いとも言えますが、初心者の方はどちらかというとボールを包み込んでくれるようなイメージが出しやすい丸い形状のタイプを選んだ方が使いやすいです。

逆に真っ直ぐなタイプはストレートネック仕様とも呼ばれ、ショット時にフェースを開いたり、逆に閉じたりして器用に使っていけるという利点があります。ただしこちらのタイプはボールのより近い位置にヘッドを落とすテクニックが要求されるのでどちらかというと上級者向けです。

もともとリーディングエッジが真っ直ぐなタイプはフェースを開いて、エッジをしっかり使って芝を切るように打つために開発されたという経緯があり、ヨーロッパや欧米の粘っこい芝との相性が良いと言われています。

逆に曲がった形状のヘッドが特徴的なグースネック仕様のウェッジはエッジで芝を切るイメージは出にくく、ボールを高く上げるのが難しい反面、フェースをまっすぐに動かしやすいので直進性を重視して100ヤード以内はしっかりピンに寄せたいという技巧派ゴルファーから高い支持を得ています。

タイプによって選ぶ目安や基準は様々ですが、結局は自分のスタイルにあったクラブを選ぶのがベストな選択です。打ち方によっては初心者でもリーディングエッジが真っ直ぐな形状の方が相性が良かったりする場合もありますので、ショップに行って実際に色々と試してみることをおすすめします。