プロゴルファーや上級者がプレー中にメモを取り出して、何かを確認している姿を見たことのある方も多いでしょう。実はあの作業、コース攻略のために情報を再確認している最中なんです。このような作業は大変、地味に見えますがやるだけでスコアに雲泥の差が出てくることもあるんです。例えば、プロや上級者が使用している「サイモンメモ」はそうった作業を行うための大切なツールの一つです。もし、興味がある方はぜひ、一度購入して試してみて下さい。
コースを攻略するために

打ちっぱなしでトレーニングを重ねてある程度は狙い通りにボールを打てるようになると実際にコースを回るようになると思います。ただ、初心者の多くが目標する100というスコアに辿り着くのはなかなか難しいものです。
ゴルフは練習の時には狙い通りに打てたとしても、実践ラウンドでは足場に傾斜がついていたり、芝生の状態や天候の状態の違いでも影響が出やすいスポーツです。何より自然相手のゲームですから、風の吹きかたもプレーに影響を与えますので良いスコアを出すことは難しいですよね。
良いスコアを出すためには理想のスウィングができる、定めた狙いや方向に打つことができるのは大前提です。そういったスキル基盤があった上でさらに戦略的にコースを攻略していく能力も必要になってきます。
難コースの攻略はプロでも手こずることがありますが、研究を進めていくことで自分にどのようなスキルが欠けているのかを知ることができます。そういったトライ&エラーの繰り返した結果、スコアが徐々に良い方向に向かっていきます。ゴルフはそういった実践訓練と研究の先に上達が見えてくる、そういったスポーツなのです。
ゴルフの「サイモンメモ」って何?

テレビに映るプロゴルファーが打つ前にメモ帳を開いているのを見たことがあるという方も少なくないと思います。
あのメモ帳は「ヤーデージブック」と呼ばれ、コースの情報が細かく書きだされたゴルフ専門の雑記帳のようなものです。プロや上級者は打つ前にどういったショットに注意すべきかを事前に確かめるためにメモ帳を開いています。
このメモ帳で情報を自分の目で確かめ、キャディーさんとも相談した上で最適な方法を考えて打つ、そんなサイクルで良いスコアを目指しているのです。
ヤーデージブックには決まった規格はありませんので、巷のゴルファーの中には100均のメモ帳を使っている人もいます。また、プロゴルファーがよく使用している評判のヤーデージブックのひとつである「サイモンメモ」と呼ばれるものを使用している人もいます。
サインメモという名前は作成者であるプロキャディのサイモン・クラークさんにちなんで作られるようになりました。
サイモンさんは現在も有名選手の下でキャディーとして活躍しており、あの有名な石川遼選手ともタッグを組んだこともあります。2013年からは名前が変わり、ザ・ヤーデージブックという名前でゴルフ場などで販売されていたりもします。
プロや上級者も使用するサイモンメモ

サインメモ、ヤーデージブックはプロゴルファーだけが使用するものではありません。ゴルフが好きな上級者もこれを使ってコース攻略に挑んでいます。
メモに記されている内容はコースの概要で、スプリンクラーやグリーンセンター、フロントやバックまでの距離が明記されています。
自分の能力を加味した上で実際の実測距離ともすり合わせながら計算すれば、よりコース攻略がしやすくなるというわけです。また、ヤーデージブックは使用しながら実践を繰り返していけば、コースの特徴や要点が分かってきます。
また、反省点などを各ショット終了後に書き込んでおけば、次回のラウンドでのスコアアップにもつなげられます。プロにとっては、まさに「虎の巻」といった存在なのです。
ホームコースを攻略してみよう

ヤーデージブックを使用するのであれば、まずは身近なホームコース用のヤーデージブックを自分で作る、もしくは購入してみることをお勧めします。
どの位置に何があり、どれくらいの距離がとられているかなどを把握した上でコースを回ってみると、意識しなければならない点にも気付くことにつながります。実践を重ねれば重ねるほど目覚ましい効果を得られるでしょう。
まずは100を切ることを目標に、そこから先は自己ベストを出せるようにコース攻略の研究を重ねていってみてください。