各ゴルフクラブの番手ごとの飛距離の目安

多くのゴルファーの悩みの種となっているのが、クラブの番手ごとの飛距離です。持っているクラブの目安となる飛距離を把握しておくと、苦手なクラブがあった時など、代替となるクラブを見つけやすくなります。今回は各クラブの番手ごとの飛距離の目安とクラブの特性についてまとめました。

ドライバー

ドライバーはゴルフクラブの中で最も飛距離を稼ぐクラブです。主に第一打目であるティーショットを打つ場合に使用します。シャフト(柄)が長いため、使用時の遠心力は他のクラブよりも、大きくなり、最も飛距離を稼ぎたい場合に使用します。ただ、遠心力があり、飛距離を稼げる分だけ、長く、振りにくいという特徴があります。

ドライバーを使いこなすことができるようになると、他のプレーヤーよりも飛距離を稼げますし、ゴルフは短いクラブのほうが打つのは比較的、易しいスポーツですので、少ない打数でボールをグリーンに近づけられる可能性が高まります。とにかく飛距離を稼ぎたい、そんな方はドライバーを徹底的に練習しましょう。

フェアウェイウッド

ウェアウェイウッドは2~13番までの番手があり、番手によって最大飛距離は異なります。一昔前までは飛ばすクラブではなく距離を合わせるクラブ、目標までボールを上手に運ぶためのクラブと言われていましたが、最近は番手の数も増え、目標を「狙う」機能を持ったクラブも開発、販売されています。

フェアウェイウッドは通常、ドライバーと同じウッド系のクラブであると言われています。また、アイアンの様に叩きつける様にしてボールに当てる打ち方ではなく、払い打ちスイングの方がボールを打ちやすいとされています。番手ごとの飛距離を覚え、自分が思う通りの飛距離を出せるクラブを手に入れられれば、コースの攻略の為の必須アイテムとなります。

ユーティリティ

ユーティリティはウッドとアイアンの中間の役目を果たすクラブです。フェアウェイウッドの下位に位置するクラブと同じ扱いをされてしまいがちですが、ユーティリティはヘッドスピードが遅い初心者やシニアのゴルファーでも使えるよう、飛距離を稼ぎやすく、また、打ちやすくなるよう、設計されたクラブです。

そのため、フェアウェイウッドの様に飛んで、アイアン並に打ち易いという、両クラブの特性を掛けあわせたクラブなどと表現されることもあります。フェアウェイウッドは苦手だが、アイアンのような感覚で打てて、それなりにピンも狙って行きたいというような方には特におすすめのクラブです。アイアンで飛距離を稼げないと悩んでいる方は、一度、ユーティリティを試してみるのも良いでしょう。

ユーティリティの形状は大きく分けて、アイアン系とウッド系があります。自分が打ちやすい、または得意だと思う方のモデルを購入して使うようにしましょう。

アイアン

アイアンは飛距離100~200ヤード前後の距離の目標に対して、狙った方向と場所に確実に飛ばすためのクラブです。フェアウェイやラフ、バンカーなど、フェアウェイウッドよりも幅広い状況下(ライの状態)で使用することができるのが、このクラブの最大の特徴です。

アイアンを使用するシーンが最も、多くなるのはボールを入れるカップ(穴)があるグリーンにより、近づいた時です。グリーンの近くとはどれぐらいの距離なのか、というのは個人の感覚によっても違いが出てきますが、アマチュアであれば少し、遠い思われる200yard前後の距離でも、国内のアマチュア上級者やトッププロは1m圏内に寄せる技術を持っていますので、アイアンを使ってボールをカップ近くまで近づけられるのは、だいたいそれぐらいの距離までであるという認識で特に問題は無いでしょう。また、ドライバー、フェアウェイウッドに比べ、アイアンを打つ場合はスイングは縦振りの方が打ち易いとされています。

ウェッジ

ウェッジは、グリーンの周りからピンやカップに向けて、ボールを打つアプローチショットなど、極端に短い距離のショットを打つ場合に使用されるクラブです。アイアンよりも短い飛距離を打つためのクラブでカップまでの距離が100yard以下の場合など、よく使用します。

アイアンと使い方が大きく異なるのは、アイアンに比べ、ウェッジはボールの高さやスピンのかかり具合など、どんな状況でも狙った場所へボールを確実に「寄せられる」よう、設計されているという点です。

一方で、バンカー内ではSWが使った方が良いであるとか、ラフからはAWが打ちやすい、など状況に合わせて上手に使い分ける技量が必要となる、そんなクラブでもあります。

各クラブの飛距離や特徴を知っておくことは、コースマネジメントの際の判断材料や基準にもなります。自分のクラブ飛距離を覚えて、スコアUPを目指しましょう!