球筋に影響がある!?ゴルフクラブの太さによる性能差

ゴルフクラブを選ぶ一つのポイントとして、グリップの太さを基準にするという方法があります。自分に合った太さのグリップを選ぶことでスコアの向上に繋がります。今回はゴルフクラブのグリップが細いものと、太いものとの性能差や自分のグリップの太さを実際に確認する方法についてまとめました。

グリップの太さと「球筋」は変えられる??

グリップの太さは打球の球筋と深い関係があります。通常、グリップは太すぎると手首が使いづらくなり、右に曲がるスライス気味の球筋になり、逆にグリップが細いと左に曲がるフック気味の球筋が出やすくなります。そのため、自分に合う太さのグリップを選ぶ事も重要ですが、自分の球筋を見て、どんな球筋のボールが打ちたいのかを決めて、グリップの太さを決定するのもグリップを選ぶ方法の一つです。

グリップを選ぶ際はまず、グリップの内側(もしくは底面)を確認してみましょう。グリップサイズは普通、グリップの内側に表記されているはずです。たとえば裏側に「M60」と記載されていればそれは、メンズ用の0.60インチ、L58であればレディース用の0.58インチという事を表しています。

グリップが太いゴルフクラブの性能とは?

グリップが「太い」ゴルフクラブは手首の動きを抑制する働きがあります。そのため、ボールが右方向へ飛ぶスライス気味の球筋が自然と出やすくなります。もし、球筋がフック気味の人でスライスを修正したいと考えているのであれば、グリップを太くすることで、ある程度、スライスの曲がり幅を修正する事ができるでしょう。

また、太いグリップはボールがヘッドの芯に当たるミート率や方向性が向上すると言われています。そのため、ボールコントロールが上手くなりたい、方向性を何よりも重視したいという方はグリップが太いゴルフクラブを選ぶと良いでしょう。ただし、太いグリップはクラブをバランス軽く感じさせる効果もあります。

グリップが細いゴルフクラブの性能とは?

グリップが細いゴルフクラブは球筋がフック気味になりやすいのが特徴です。球筋がスライス気味で悩んでいる方でお困りの方はグリップが「細い」ゴルフクラブを選ぶと球筋を修正できるかも知れません。

また細いグリップはスイング時に手首を返しやすく、太いグリップと比べ、比較的、飛距離が伸びやすいと言われています。また、クラブを重く感じさせる効果もあります。細いグリップは太いグリップのゴルフクラブに比べ、手首のスナップやフェース面の操作性に優れたグリップです。そのため、ショートゲームなど、繊細な距離感が必要となるSWやAWなど、主にアプローチで自らの感性を大事にしたいゴルファーにはおすすめのグリップです。