初心者必見!ゴルフのフライヤーってなに?

ゴルフのフライヤーはラフで起こりやすいです。狙った方向へボールを運びにくいなどのデメリットがありますが、使い分けることによってコースの攻略をしやすくなることもあります。今回はゴルフのフライヤーをまとめました。

フライヤーってなに?

フライヤーとは、通常のショットより距離が出てしまうことです。また、バックスピン量が少ないので、グリーン上でボールが止まりにくくなり奥まで転がり出てしまうことが多く、狙った方向へボールを運ぶことができません。

フライヤーはラフにボールがある時に起こりやすいです。アイアンでスピンが少なくなると、本来必要な高さまでボールが上がらず、弾道が緩やかな放物線となります。そのため、ボールの着地ポイントが普段よりも先になります。

フライヤーになる原因

フライヤーは、ボールが当たる瞬間であるインパクトの瞬間、ボールとクラブの面であるフェースとの間に芝が多くはさまり、想定されたスピン量を得られないことが原因で起こります。そのため、セミラフのように短めの芝でボールが少し沈んだ状況で多発します。

また、ヘッドスピードが遅い人より速い人の方がフライヤーが起こりやすいです。ヘッドスピードが遅いと、ボールに影響が出る前に、ラフの抵抗でヘッドが振り抜けなくなることが原因です。

ラフから脱出するためのコツ

フライヤーを起こさずにラフからボールを脱出させるには、普段よりも1~2番ほど大きめのゴルフクラブを選択しましょう。普段と同様の番手を使用すると、飛距離が出てしまうため、フライヤーした場合、より遠くにボールが行きやすいです。振り抜く意識を持ってスイングすると、上手くボールをラフから出すことができます。

また、グリップを短めに持つことで振り幅がコンパクトになり、芝の抵抗を少なくすることができます。普段の7~8割程度のスイングでコンパクトに振ることが大切です。

フライヤーが必要になる場面も

狙った方向にボールを運びにくいフライヤーですが、飛距離を稼ぎたいときは必要になります。フライヤーを出すボールの打ち方は、ボールを上に打ち上げる必要があります。上から下に振り下ろすダウンブローで打ちましょう。また、インパクト以降の動きは体重を右に戻すイメージ打ちます。フィニッシュ時に左足が上がって右足一本で立つような打ち方です。クラブヘッドを上に振り抜くことを意識しましょう。

フライヤーは、普段よりも飛距離が出て狙った方向へボールを運びにくいですが、スライスやフックになりにくく真っ直ぐボールを飛ばすことができます。状況に応じて使い分けてみては?