ゲーム形式の違いを知る!ゴルフのマッチプレー形式とは?

ストロークプレーとは勝負の性質が異なり、ルールだけでなくその楽しみ方も違うマッチプレー。今回はゴルフのマッチプレーについてまとめました。

ストロークプレーとの違いを知る

ゴルフは大きく分けるとマッチプレーとストロークプレーの2つに分かれますが、昨今の競技会ではストロークプレーが主流となっています。ストロークプレーは全てのホールのトータルスコアで勝敗を決めます。一方、マッチプレーではホールごとに勝敗をつけ、打数に関係なく最終的に勝利したホール数が多い方が勝ちとなります。2人もしくは2組のペアが1対1で勝負をする勝ち抜け式であり、組み合わせにも大きく左右される方式です。そもそものゴルフの原点であり、聖地といわれるスコットランドではその人気は健在です。

マッチプレーの規則違反の罰の内容は

ゴルフにはプレーに関する細かな規定があり、破った場合には罰則としてストロークプレーでは1打罰もしくは2打罰となります。しかし、マッチプレーの場合はトータルスコアが勝敗に関わるものではないため、「1打罰」もしくは「そのホールの負け」となります。フィールドにいる全ての人がライバルであるストロークプレーに対し、目の前の相手と一本勝負を行うマッチプレーでは戦術・戦略、そしてルールが全く異なります。ストロークプレーに慣れている人は戸惑う場面もあるかもしれません。

マッチプレーを制するための戦略とは

ストロークプレーはいかにスコアを縮めるかという自分との戦い””であるのに対し、マッチプレーはいかに相手より少ない打数でアウトするかというところが要です。相手のミスを誘ったりそのミスを利用したりといった駆け引きも重要です。また、「遠球先打」の原則が徹底されており、破ったプレーヤーに対して打ち直しを要求することができます。しかし、それがラフやバンカーであったらそのストロークを認めるという選択肢もありますので、””ならでは””のルールを熟知することも重要でしょう。”

ゴルフマッチプレーの名場面といえば

ゴルフ史に残る名勝負は多くありますが、マッチプレーの名場面となると1987年日本プロゴルフマッチプレー選手権の決勝がその1つとして語り継がれています。当時無敗を誇っていた尾崎将司選手(ジャンボ尾崎)を、37ホール、8時間に及ぶ死闘の末破ったのが高橋勝成選手でした。向かう所敵なしの尾崎選手の勝利を誰もが確信していましたが、試合は予想が外れ大接戦、1つ1つのストロークに互いの気迫が込められた名勝負となりました。この見所満載の勝負のあとからゴルフのテレビ中継が増えたとも言われています。

たまには趣の違うゴルフを楽しんでみても面白いかもしれません。