簡単にできる?ゴルフのハンデの計算方法まとめ

初心者や公式ハンデを持っていない人がコンペなどに出場する場合、略式ハンデでプレーすることになります。ここでは有名なハンデ算出方法を3つご紹介します。

算出方法は3つ

算出方法として有名なのは、

・ペリア方式

・新ペリア(ダブルペリア)方式

・新新ペリア方式

以上の3つ。

18ホールの中から、ハンデ算出用に選ばれた「隠しホール」のスコア合計からハンデを算出するもので、それぞれの違いは基準のホール数と掛け率です。

隠しホールについてはプレーヤーに公表せず、プレー後にどのホールがハンデ算出にかかわるか公表されます。

それぞれの計算方法

▼ペリア方式

隠しホール6ホール(OUT/INから3ホールずつ)、パー24を設定、スコア合計を3倍してハンデを算出します。

(例)隠しホールの合計打数が30だった場合、以下の計算によりハンデは52.8

(30×3-24)×0.8=52.8

▼新ペリア方式

隠しホール12ホール(OUT/IN各から3ホールずつ)、パー48、合計を1.5倍してハンデを算出します。

(例)隠しホールの合計打数が65だった場合、以下の計算によりハンデは20.4

(65×1.5-72)×0.8=20.4

▼新新ペリア方式

隠しホール9ホール、パー36、合計を2倍してハンデを算出します。

(例)隠しホールの合計打数が45だった場合、以下の計算によりハンデは43.2

(45×2-36)×0.8=43.2

それぞれの特色

ペリア方式の場合、運の要素が大きいといえます。なぜなら、18ホール中6ホールのみがハンデの算出対象になるので、この隠しホールで大たたきしていればハンデをたくさんもらえることになるからです。例えば、全ホールボギーで90のスコアより、隠しホールでダブルボギー、トリプルボギーを叩いた90の方が、ハンデを多くもらえ、上位に食い込む可能性が出てきます。

ある意味、ギャンブル性が高いとも言いますが、コースデビューの初心者でも、たまたま隠しホールにハマってシングルゴルファーと渡り合い、表彰式が盛り上がる楽しみもあります。

新ペリア方式の場合、18ホール中の12ホール、つまりほとんどのホールが算出対象なので、だいたいは実力通りの結果になります。

真摯に取り組むゴルファー心理としては、実力、頑張りや真剣勝負などの成果が求められるので、この方式がもっとも採用される理由といえるのではないでしょうか。新新ペリア方式は、上記ふたつの折衷案といったところです。

まとめ

たとえば月例会などでは新ペリア方式、年に一度の親睦コンペや初心者が多いコンペでは、お祭り的な雰囲気を楽しめるペリア方式を採用するなど、参加者の腕前を考慮しながら方式を決めると面白味が増しそうですね。初心者の方はくれぐれも、「ココが隠しホールに違いない!」と山をはってわざと大叩きしたりしないように!

ゴルフのコンペではハンデがあるので、気軽に参加しましょう!