イーグルやバーディー、ゴルフ用語に鳥の名前が多い理由って?

ゴルフの好打はその多くが鳥になぞらえた表現が多いものです。また、規定打数よりも一打が多い場合、「ボギー」という表現を使いますが、「ボギー」の成り立ちは流行歌であるという説もあります。今回は、ゴルフ用語の成り立ちをご紹介します。

ゴルフ用語は格好良い言い回しに溢れている

最近は多くの女性もプレーするゴルフですが、一般的には格調高い紳士のスポーツであるというのが、多くの方の共通認識でしょう。しかし、実際ゴルフで使われる言葉は、ある時期に流行した言葉や言い回しが「格好良い」「クールである」といった理由で定着したものが大半で、その輝きは現在でも変わりません。

ゴルフ用語の独自性を表す言葉としては、規定打数「パー」よりも下回った際に鳥の名前が使われることがよく知られています。「バーディ」といった言葉はスポーツ番組を見ていればよく耳にしますし、この上に更に「イーグル」「アルバトロス」と鳥の名前が続きます。しかし、何故このように鳥の名前が多く付けられているのでしょうか?

「バーディ」にはいくつかの説がある

ゴルフで規定打数よりも1打少なくカップインした場合が「バーディ」です。鳥を表す英語である「bird」に「ie」を付けた言葉ですが、このように呼ばれるようになったのには諸説あります。

1899年、アトランティック・カントリー倶楽部でAB・スミスが放った好打に対して、同伴者のジョージ・クランプが語った「That’s a bird of shot」という言葉を語源とするとされていたり、1903年にアトランティック・シティーに住むA・H・スミスというプレイヤーが1打少なくホールアウトした時に「flew like a bird」と語ったことが元になっているとされています。また、英語のスラングで「bird」には「凄い」という意味があり、これがゴルフでも使用されるようになったとされています。

より強く優雅に飛んでいく「イーグル」

ゴルフでバーディよりも更なる好打が生まれた際、従来の「鳥」よりも更に上位の表現が求められるようになりました。そこで用いられたのが「イーグル(=鷲)」です。バーディは鳥の中でも小型のものに限られるため、より大きく優雅に飛ぶ鷲がバーディ以上の好打に使われるようになりました。

イーグル以上の好打の場合も「ダブルイーグル」や「トリプルイーグル」とイーグルを付けて呼ぶことが多いのですが、これは鷲がアメリカの国章に使用されており、ゴルフにおいても名誉の象徴であるとされているためです。

「アルバトロス」を出せれば英雄になれる!?

イーグル以上の好打が「アルバトロス」です。アルバトロスは日本ではアホウドリと呼ばれていることはよく知られていますが、「アホみたいに飛ぶ」から「アルバトロス」と呼ばれているわけではありません!

アルバトロスは、1921年の英米アマチュア国際対抗試合においてボビー・ジョーンズに敗れたシリル・トレイが名付けたのが由来とされます。アルバトロスの属名は「ディオメディア」で、南イタリアの小島に葬られて鳥になったとされるギリシアの英雄の名前から付けられています。羽ばたくこともなく長時間飛翔するアルバトロスの姿になぞらえて、まさに英雄のような偉業と称えるために付けられたゴルフでは大変誉れ高い称号なのです。