初心者必見!ゴルフの理想の前傾角度とは?

前傾角度という言葉を聞いたことがありますか?前傾角度は、ゴルフで正しい構えをとるときに必要な考え方で、理想的な前傾角度を身につけるとスイングがよくなります。今回は、前傾角度についてまとめました。

そもそも前傾角度ってなに?

前傾角度はゴルフの構えにおいて最も大事な要素の1つで、股関節から上半身を曲げたときにできる角度です。間違った前傾角度の構えは、ミスショットにつながります。

壁に背をつけてまっすぐ立ち、その状態から上半身をお辞儀するように曲げた時にできる、壁との間の隙間の角度が前傾角度です。ゴルフで理想的な構えをするときは棒立ちではなく、上半身を曲げた前傾姿勢です。

ゴルフ中継などを見てもわかるように、プロゴルファーの構えは前傾姿勢です。

正しい前傾角度はミスショットを防げるメリットあり

正しい前傾角度を維持することで構え全体が改善し、スイングが安定します。逆に大きすぎたり、小さすぎたりする前傾角度は、ミスショットにつながります。

前傾角度が浅すぎる(棒立ちに近い)と、クラブが地面から遠くなり、「トップ」というボールの上半分を打ってしまうミスショットにつながりやすいです。また、前傾角度が大きすぎる(体を前に曲げ過ぎる)と、「ダフリ」というボールの手前の地面を打ってしまうミスショットにつながりやすいです。

正しい前傾角度はシャフトと背中のラインを意識

正しい前傾角度は、構えた時シャフトと背中のラインが垂直に交わる角度です。個人差はありますが、角度でいえば35°~45°が正しい前傾角度です。

正しい前傾角度を作った上で、背中をしっかり伸ばし、膝をできるだけ曲げない姿勢がベストな構えです。この形を維持したスイングは、体が回転しやすく、自然と全身を使ったものになります。全身を使ったスイングは、腕だけで打つ手打ちのスイングより力が入りやすく、飛距離が伸びます。

正しい前傾角度を覚えられる練習は壁ドリルがおすすめ

前傾角度を覚えるには、壁ドリルがおすすめです。

クラブを持たずに壁を背にしてアドレス(ボールを打つための構え)を取りましょう。アドレス後は、お尻を壁につけたままシャドースイングをします。テークバック時は右のお尻、切り返し以降は、左のお尻が壁につくよう意識して練習しましょう。

練習を繰り返すことで自然と上体が起き上がるのが理想型です。

前傾角度を意識したスイングはミスショットを防げ、スコアアップにつながります。今回紹介したポイントを確認し、正しい前傾角度をマスターしましょう!