初心者必見!ゴルフのスイング時の右肩を下げない3つの直し方

スイング中に右肩の位置が下がり過ぎると、スイング軸がズレてしまい、ダウンスイングでプレーン上にクラブを戻してくるのが、とても難しくなります。今回は重大なミスに繋がる可能性もあるスイング中に右肩の位置が下がってしまう原因を4つまとめました。

【原因1】右手ばかりを使って、クラブを振り下ろしている

まず、右肩の位置が下がり過ぎてしまう原因の一つとして、ダウンスイング時にクラブを「右手」で下ろすことに専念していないか、自分のスイングを振り返ってみてください。ゴルフは基本的に右手の動きは抑制し、左手主導でボールを打つことが求められるスポーツです。しかし、初心者は初めのうちは左手でボールを打つ感覚が掴みづらいため、右手をしゃくるように使ってクラブにボールを当てようとしてしまいがちです。

左手のように鈍感ではない器用な「右手」ばかりを使ってボールを打とうとしてしまうと方向性や距離感はよくつかめません。もし、自分のスイングが右手の力に頼り過ぎていると感じた方は、左手主導でクラブを振れるように、早めにスイングを変えることをおすすめします。

【原因2】右膝が曲がりすぎている

まず、右肩が下がり過ぎるクセが身についてしまっている人は、まずはアドレス時の右膝の曲がり具合を見直してみてください。右膝が必要以上に曲がり過ぎていると、右肩が下がってしまうことがあります。スイング中に右膝が曲がることは、膝の高さが変わってしまっているということを意味します。アドレス時に作った両膝の高さは大切な土台なので、右膝が曲がると土台も傾いてしまいがちです。スイング中に傾いてしまった土台は一度、傾くと途中で上体を真っ直ぐに立て直すのは、ほぼ不可能でしょう。膝の位置が変わってしまう人は一度、自分のスイングで確認してみてください。

【原因3】スイング軸を右に傾けないよう意識

つぎに、スイング軌道が原因で起こる右肩の下がり過ぎについてお話させていただきます。右肩の下がり過ぎのクセが身についている人は、スイングの始動が内側(イン側)、終わりが外側(アウト側)のスイング軌道であるインサイドアウトの軌道でスイングしている可能性があります。インサイドアウトの軌道は、スイング軸が右に傾き、右肩が下がりやすくなってしまいがちです。また、ダウンスイングで腕を振り下ろしてくる際に、全体的にどうしてもクラブフェースを寝かせるような動きになってしまうため、右肩が下げざるを得なくなってしまいます。

インサイドアウトの軌道を修正するためには、手や腕を体の近くを通過させないようにするため右脇や肘をあまり体にくっつけないよう、離すようなイメージでスイングしましょう。右脇や肘はなるべく体から離してスイングできるようになれば、少しずつですが、左肩の位置が無理に上がるような動きが抑制され、右肩の位置はそのままに、スイング中に肩の高さが変わらないスイングを身に着けることが可能となります。

【原因4】右手はシャフトに添えるだけ

スイング時に頭の位置を変えないことを意識し過ぎると、スイング軸が右側に残ったままでインパクトを迎えるクセが身についてしまい、結果として右肩が下がりすぎてしまうことがあります。スイング中に頭の位置をなるべく変えないというドリルは、安定感のあるインパクトを手に入れるためにはとても大事なトレーニングの一つです。しかし、頭の位置を過度に意識しすぎると、インパクト以降にスイング軸を左側に移行させるのが難しくなるという弊害があることも理解した上で、このドリルに取り組んでもらいたいものです。

なお、頭を必要以上に残さないためには、①インパクトまでは、残しても良いが、インパクト以降は頭は動いても良いが積極的に左足に体重をシフトさせる。②ダウンスイングからフォローまでのスイング中に必要以上に力まない、下から振り上げるようにクラブを振らない、の主に2つのポイントを意識することが大切です。

今回紹介した4つの原因を確認して、正しいスイングを身につけましょう!