ハンマー打法は日本ではあまりメジャーではないものの、北米では採用しているゴルファーも多く、その理論が支持されています。通常のスイングとは見た目も理論も異なります。ゴルフのハンマー打法ってなに?という疑問にお答えします!
ハンマー打法って?

ゴルフには数々の打ち方があります。グリップの握り方から体の使い方まで、ゴルファーによる特徴は様々です。
中でも、スコアアップを狙える打法として注目されているのはハンマー打法という打ち方です。
ハンマー打法とは、カナダのプロゴルファーであるモー・ノーマンの打ち方をベースにして、物理学者のジャック・カーケンダルが体系化したゴルフ理論のことです。
カーケンダル自身もこのゴルフ理論を確立することにより、自らのスコアアップも成功し、頭打ちになってしまっているゴルファーにとってさらに可能性を感じることの出来る理論として知られているのです。
そこで、ゴルフのハンマー打法ってなに?という疑問にお答えします。
手打ちなのに飛距離が伸びる!?

ハンマー打法が日本ではさほどメジャーではありません。
そのため、ゴルフをしていて目にすることもめったにないでしょう。とはいえ、北米ではハンマー打法や、ハンマー打法をルーツに持つ打法がかなり浸透しており、世界的に見るとメジャーな打法といえるでしょう。
ハンマー打法の大きな特徴は、リスト、腕を中心にスイングを行うということです。
体をきれいにひねりながら重心移動させていくスイングとは異なり、一見するとかなり手打ちをしているようにも見えるスイングです。
通常のゴルフのセオリーでは、手打ちはよくないとされますがハンマー打法の場合は、ハンマーで釘を打つようにゴルフボールも手の動きで打つ方が合理的であるという理論のもとに成り立っています。
そのため、見た目には美しいとは言いにくいスイングかもしれませんが、原形を作ったモー・ノーマン自身かなり正確で力強いショットを打つゴルファーとして知られていたことから、マスターすることによってスコアアップも期待できるのです。
ハンマー打法をマスターするには

ハンマー打法は腰をあまりひねらずに打つスタイルです。
そのため腕を十分に利用してボールを打つことが求められます。体はひねらず、腕の振りと体重移動を大きくして飛距離を出すという理論は、通常のゴルフとは異質ながらも、確かに認められている理論といえるのです。
とはいえ、もちろんボディターンを中心とするスイングの時の手打ちとは異なり、手首のコックの使い方はかなりの熟練が求められます。
コックによってヘッドスピードを生み出すという理論ハンマー打法の理論を十分に理解して腕の振り、体重移動とともにボールにパワーを一番伝えることのできる使い方をマスターしなければならないのです。
日本ではゴルフ教室で教えているところはめったにないため、マスターしたい方はある程度独学で頑張るしかないかもしれません。
しかし、新しい理論の上でゴルフを考えることは、それまでの自分のプレースタイルにプラスに働くこともあるため、理論として頭に入れておいても損はないでしょう。
ハンマー打法の練習方法

自分でハンマー打法を習得したい場合には、次の基本的な考え方を覚えておきましょう。
まずは、ひじも手首も伸ばしきってアドレスすることです。
手首をうまく使えるように、ベースボールグリップにしてみるほうが適しているかもしれません。手首は重要ですが、柔軟であることが不可欠ですので、柔らかく握って手首のコックを最大限に使うことを意識しましょう。
ボールをたたくときには右手のひらでたたくイメージです。そして、体重移動を大きくすることも必要ですので、スタンスを広くとりましょう。
また、通常のスイングと違って腰はひねらないという意識も必要です。