どんなスポーツでも力みは過度な緊張は大敵です。リラックスするための自分なりのルーティーンがあるとパフォーマンスの向上に役立つかもしれません。そのためのゴルフのテクニックがあります。ゴルフのワッグルってなにか考えてみましょう。
スポーツに力みは禁物

スポーツで良いパフォーマンスをしようと思う場合適度な緊張感は必要です。
一方でプレーに悪影響を及ぼしてしまうほどの心と身体の緊張は大敵です。リラックスすることができずに練習通りのプレーが出来なかったということはよくある話しです。
そのような状態を避けるためにプロ、アマチュアを問わず皆様々なリラックス法というものを持っているものです。最近ではルーティーンという言葉も流行っていますが、こうしたものが特定の状態で緊張し過ぎず自分のリズムを保つ助けになるというわけです。
バスケットボール選手がフリースローを打つ前やサッカー選手がペナルティキックを蹴る前などに毎回まったく同じ所作を繰り返すのもこうしたルーティーンの一つです。
さて、ゴルフは個人の集中力が非常に重要視されるスポーツですが、ゴルフのワッグルってなに?という疑問をよく耳にします。
実はこのゴルフのワッグルというものが緊張を和らげ良いショットを放つための秘密ともなっているようです。
ゴルフのワッグルってなに?

ゴルフのワッグルとはいったいどのようなものでしょうか?
よくテレビでマスターなどを見ていると、ゴルファーがショットを打つ直前にクラブヘッドを左右に軽く動かしているのを目にすると思います。あのちょっとした所作がまさにゴルフのワッグルと呼ばれるものなのです。
単なる打つ前のクセだと思っていたという方も多いと思います。それも間違いではありません。大事な動作に入る前のちょっとしたクセが、いつものリズムを作り上げるのに役立つのです。
このワッグルという小さな動きで1、身体をショットに備えさせる。2、緊張を和らげるという二つの効果があると言われています。
この動作にワッグルという正式名称があるなどとは知らずに自然とクセでやっていたというアマチュアゴルファーも多いかもしれませんが、もしかするとテレビで見たプロゴルファーの所作を知らず知らずのうちに脳内にインプットしていて、自分も真似していたのかもしれません。
自分なりのリラックス方法を見つけよう

もちろんこのワッグルという動作をまったく行わずに、いきなり静止状態からショットへ入るゴルファーもたくさんいます。明確な意見としてこのワッグルに反対するゴルフ関係者もいるほどです。
もちろん最終的には個人の好みの問題となってくるのですが、多くのゴルファーがこのワッグルという動作を小さな素振りのように捉えていて、ショット前の気持ちを整えるのに役立てています。
ワッグルをする際に脚も少し動かす人もいますし、身体全体でリズムを作るためにしている人もいるようです。さらに手や腕から力を抜いてリラックスするためにクラブヘッドを少し揺らしている人もいると思います。
自分はいつも力みやすいと感じている方はワッグルをしてみてもいいかもしれません。
メンタル強化でスコアアップ

物凄く熱心に練習してきたプレーヤーが本番でしっかり力を出しきれないのは非常に辛いものです。オリンピック選手であれば、四年間積み上げてきたものを出しきれずに終わるわけです。もちろんアマチュアスポーツでも練習通りに実力を発揮できないと本当に悔しいものです。
スポーツの世界では間違いなく技術が大切ですが、その技術も、強靭なメンタルがなければ大事な場面でしっかり発揮することはできないものです。
他のスポーツ同様ゴルフでも緊張や不安に打ち勝たなければ良いスコアは叩き出せません。
いつも緊張で練習通りのショットができない方はメンタル強化、リラックスのために工夫をしてみてはいかがですか。