ゴルフのローカルルールは、重要なマナーの1つであるプレーファストを守るものであり、初心者でも気軽にゴルフをプレーできるようなルールです。今回はゴルフのローカルルールについてまとめました。
ローカルルールとは?

ローカルルールとは、ゴルフ場やコンペの競技委員などが定めたJGA(RGA)の公式ルールの規定を一部変更、削除または追加したりする独自のルールのことです。普段のゴルフ場のプレーでもローカルルールを採用することによって、気軽にゴルフをプレーすることができます。また、プレーの進行も滞りなく進めることができるので、重要なマナーの1つであるプレーファストも守りながらプレーをすることができます。
6インチルール

6インチルールとは、ショットしたボールの落ちた場所に障害物が存在したり、ラフやきつい傾斜などの地形的に打ちにくい場合に適用されるローカルルールです。6インチルールはワングリップとも呼ばれています。6インチ(約15cm)以内であれば、好きな場所に動かしても良いというローカルルールです。あまりゴルフ場でのプレーになれていない人でも、楽しくゴルフをプレーすることができるルールです。6インチルールは、コンペでも採用されていることもあります。
OKパット

OKパットとは、グリーン上にあるカップの50cm~1m以内で止まった場合、他のプレーヤーからOKが出れば次のパットを省略することができるローカルルールです。省略した分の1打はスコアにカウントされます。
OKパットを採用することによって、プレーの進行を遅らせることなく進めることができます。グリーンの最後のパットは慎重になり、慣れていないうちは慎重になりすぎて時間がかかってしまうことがあります。どうしても入りそうにないときなどは、OKパットを採用しましょう。
ワンペナ

多くのゴルフ場で定められているローカルルールとして、ワンペナゾーンというものがあります。ゴルフ場で決められた境界区域にボールが入ってしまった場合に、1打罰を加えてボールを移動させるローカルルールです。ワンペナゾーンは黄色と黒の縞模様の杭で表示されていることが多いです。隣接するホールや急斜面などそこからプレーすることが困難なときや、プレーの進行が遅くなってしまうような場所にワンペナゾーンが設定されています。
打ったボールがワンペナゾーンに入った場合、各ゴルフ場の規定の場所にボールを移動させてプレーを再開します。ワンペナゾーンを横切った地点の近く、または一番近いフェアウェイにドロップしてプレーを再開します。
ギブアップ

ローカルルールでのギブアップは、各ホールで定められた3倍の打数(パー4の場合12打)がかかってしまった場合、そのプレーヤーが宣言することでギブアップとなり、そのホールは終了したものとみなされます。コースに出てプレーするのが慣れていない内は、3倍というルールではなく、適切な打数でギブアップを決めておくと、安心しながらプレーすることができ、プレーファストも守ることができます。
ローカルルールを採用したプレーで、ゴルフを楽しみましょう!