何気なくやっているストレッチも種類があります。いつもと違うストレッチを実施すればスコアがアップするかもしれません。スコアが上がる動的ストレッチは静的ストレッチとどのように違うのでしょうか。違いを理解する事でストレッチの意味も理解できます。
ストレッチをする意味を考える

ゴルフだったりスポーツをする時に、まずはストレッチをしようと考える方は多いです。
腕を伸ばしてみたり足を伸ばしてみたりとストレッチをする事がありますが、最近の研究だと事前のストレッチは、やり方によって逆効果になるという発表もあります。
そもそも運動の前にストレッチをするのはどういった意味があるかを考えてみると効果的なストレッチをすることができます。
まずスポーツの前にストレッチをする理由に、ケガをしない為にする意味があります。いきなり体を動かすと大怪我をしてしまう可能性もありますし、事前に体を動かして慣らしておく効果があります。
また、急な運動は疲労が蓄積する可能性が高くなる為、ストレッチをして体を慣らす効果があります。
他にはストレッチには体の体温を高めたり、心拍数を上げたり、筋肉の柔軟性を高めたりする効果が期待できます。
こういった効果を期待するためにスポーツの前にストレッチをすると考えると、どういったストレッチが効果があるか考えることができます。
動的ストレッチと静的ストレッチの違い

ストレッチには種類があり、動的ストレッチと静的ストレッチがあります。
一般的なストレッチを想像した時の動作は、ほとんどが静的ストレッチです。
実は研究結果で、静的ストレッチを運動前にしても効果がないという発表があり、むしろ逆効果であると言われています。何気なくゴルフの前にやっているストレッチの動作が、実は効果がないと聞くと残念な話です。
出来れば効果が期待できるストレッチがしたいと考えるなら、動的ストレッチをすると良いです。動的ストレッチをするとゴルフのスコアにも変化がでるかもしれません。
動的ストレッチと静的ストレッチの違いは、簡単に説明すると体が静止した状態で行うストレッチを静的ストレッチと呼びます。
一連の動作の中で行うストレッチを動的ストレッチと呼びます。
例えば静的ストレッチは、立ち止まった状態で足を伸ばしてみたり、腕を伸ばしてみたりする動作です。
体のスジや筋肉を伸ばしているので感覚的には効果がありそうに感じますし、ケガの防止のように思えますが、こういった静的ストレッチは効果がないといわれています。
そもそも静的ストレッチをしても心拍数は上がりませんし、体温も上昇しません。ゴルフの前に静的ストレッチをしても運動前に求めている効果が期待できないという訳です。
ゴルフ前にしたい簡単な動的ストレッチ

動的ストレッチとは動作の中にストレッチが入っている運動になります。
ゴルフ前に動的ストレッチをすればスコアアップも期待できるかもしれません。もっとも簡単な動的ストレッチは前進運動をしながらストレッチをする方法です。まずは腿を高く上げながら前に前進します。腿上げに近い状態です。
急にやるとケガをする可能性があるので、ゆっくり前に進むように腿を高く上げるのを意識して歩きます。ある適度、体が慣れてきたら腿上げを少し片足でジャンプするような感じで前進します。この動作を左右10回くらい繰り返します。
繰り返すたびに、動きを激しくしていくと心拍数も上がり、体温も上昇してきます。
動的ストレッチは運動の中にストレッチが組み込まれており、筋肉への刺激も期待できます。ツゥータッチという歩き方も簡単でオススメです。足を伸ばした状態で手につま先がつくように歩きます。
動的ストレッチでスコアが上がる?

スコアが上がる動的ストレッチはダイナミックストレッチとも呼ばれ動画サイトなどでも参考になる運動が紹介されています。
ブラジル体操だったり、強化選手なども実施しているストレッチもチェックできます。
またラジオ体操もダイナミックストレッチと考えることもできます。
スコアがあがる動的ストレッチという意味で考えるなら、下半身の運動をして腕や体をねじるようなダイナミックストレッチがオススメです。
この動的ストレッチをすれば、かならずスコアが上がるとは言い切れませんが、静的ストレッチよりも動的ストレッチの方が主流になってきていますので、ケガ防止の為にも動的ストレッチにトライしたいです。
ちなみにゴルフ後のストレッチは静的ストレッチが良いと考えられています。
静的ストレッチにはクールダウンの効果があると考えられていますので、静的ストレッチ自体が悪いという事はありません。
あくまでも状況に適したストレッチをした方がゴルフに効果があります。